Clapping Music (1972)
Pendulum Musicを作ったのち、
アフリカ音楽を学ぶためにライヒはガーナを訪れる。
そしてこの経験によって、彼は気づいたのだった。
「アフリカで分かったのは、“原始的な”打楽器を使って音楽をやってもいいいうことです。シュトックハウゼンのようにオシレーターやモジュレーターを使わなくてもいい。打楽器でいいのです。」
このようにして大作Drummingは、フェイズの手法の集大成、
そして発展形として1970~71年にかけて作曲された。
Drummingにつづいて、今度は楽器を使わずに
人体だけで演奏できる作品を書くことを思いつく。
そうして書かれたのが《Clapping Music》だ。
フェイズのような微細なズレは起こさず、
繰り返されるパターンを周期毎にずらしていくだけで音楽が成り立っている。
0 件のコメント:
コメントを投稿