2011年10月29日土曜日

about "Clapping Music" (1972)

Clapping Music (1972)


Pendulum Musicを作ったのち、
アフリカ音楽を学ぶためにライヒはガーナを訪れる。
そしてこの経験によって、彼は気づいたのだった。
アフリカで分かったのは、“原始的な”打楽器を使って音楽をやってもいいいうことです。シュトックハウゼンのようにオシレーターやモジュレーターを使わなくてもいい。打楽器でいいのです。
このようにして大作Drummingは、フェイズの手法の集大成、
そして発展形として1970~71年にかけて作曲された。

Drummingにつづいて、今度は楽器を使わずに
人体だけで演奏できる作品を書くことを思いつく。
そうして書かれたのが《Clapping Music》だ。
フェイズのような微細なズレは起こさず、
繰り返されるパターンを周期毎にずらしていくだけで音楽が成り立っている。

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