Piano Phase (1967)
1965~66年に《It's Gonna Rain》などのテープ作品をつくり、
スティーヴ・ライヒは作曲家として第一歩を歩み始める。
その後テープでの経験を、ライヒは人間が演奏できる作品に応用しはじめる。
まず彼が書いたのは複数のソプラノサクソフォンのための《Reed Phase》で
――しかし現在、ライヒはこの曲を作品表から抹消している――、
その次に書かれたのが《Piano Phase》だ。
フェイズ作品は、ひとつの音型が次第にズレていくという
シンプルなコンセプトをもとにしているが、
前作Reed Phaseのようにただずらすだけでは聴き応えが得られなかったのか、
Piano Phaseでは4つの音型がフェイズに用いられている。
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